司法書士試験合格日からすること

進路選択

就職か開業か悩ましい問題です。

都市部でなく、地方で暮らす場合は基本就職先がないので、必然的に開業です。

実務の経験についてですが、基本知らないことだらけでなので就職して何年したら一人前という話ではありません。

ただ、実務をするにあたって最低限知っておかなければならない知識があるのも事実です。

例えば、借り換えという言葉の意味を知っていますか。

私は司法書士の実務をするまで知りませんでした。

しかし、開業してすぐに金融機関から借り換えの依頼があった場合に、借り換えってなんですかみたいなこと聞くとちょっとまずいです。

その他、最低限知っておきたい実務の知識はたくさんあります。

そのあたりを補充するのが配属研修の制度のような気がします。

就職か開業かを選択するのは業務遂行上と言うよりはむしろ家庭や金銭的な事情で決まるのかもしれません。

書籍購入

司法書士試験に最終合格すると、法務省(か連合会)から研修の案内文が送付されます。

そしてその書類に必読図書という名目で書籍が掲載されており、それらの購入を促されます。

結論からいうと、必読図書の大半は研修・実務で使用しません。

最低限必要なのは認定考査対策用の書籍と司法書士法の業務範囲の書籍。

これらは実務でも使用します。

私の経験上、下記のものがあれば十分です。(認定考査も)

名刺作成

新人研修で交換用の名刺作成。

名刺に入れる情報
  • 氏名
  • 住所(市区町村まで)
  • 連絡先
  • 写真(覚えてもらいたい人)
  • SNS

アルバイト

研修費用の捻出。

特別研修の申し込みに30万円くらいかかった気がします。

民事訴訟法の復習

本試験で民事訴訟法をみっちり学習した人は認定考査は楽勝です。

民事訴訟法の要件事実や立証の箇所が曖昧な人はテキストを読み返しましょう。

認定考査前に学習してもよいですが、事前に勉強すると、特別研修が充実したものになります。

民事訴訟法が苦手な人や基礎から学び直したい方には下記のテキストがおすすめです。